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時は20XX年…
戦争、公害、疫病、温暖化、異常気象、突き指、その他もろもろ…
日本の都市であった「東京」は、開発を通り越し、衰退の一歩をたどっていた…
そこにあったのは荒れ果てた町――ブラックストリート
*第一話*
「食パンくわえて走って登校、曲がり角での運命の出会い」
戦争、公害、疫病、温暖化、異常気象、突き指、その他もろもろ…
日本の都市であった「東京」は、開発を通り越し、衰退の一歩をたどっていた…
そこにあったのは荒れ果てた町――ブラックストリート
*第一話*
「食パンくわえて走って登校、曲がり角での運命の出会い」
しわがれた声で彼女は言った。
「それじゃぁ、爺さん。行って来るからね。」チ~ン
そして年月を重ねた細い手を合わせ、しばし黙祷…。
仏壇には、線香の香りと、70くらいにみえるご老人の写真が黒ぶちで飾られていた。
彼女は、よっこらしょと立ち上がると、写真を一瞥し、汚れた衣類の入ったカゴを背負うと近くの川へ向かった。
彼女の家は木造。そして、暗黒の街、ブラックストリートの奥の奥にひっそりと立っていた。しかし、不思議なことに、その家の周りだけ木や草が生えていた。
近くの川へ向かう途中、彼女は10代くらいの男の子に呼び止められた。
「クミコ~!!」
「あらまぁ、ゲンちゃん。今日は早いねぇ… どうしたんじゃいその傷はぁ!?」
ゲンはボロボロの茶色いTシャツに、短パンをはいていた。
髪は黒く、短い。小柄な体格だが、顔つきはしっかりしている。
しかし、その黒くて若者の光を湛えた瞳の瞼は、赤く腫れて血がにじんでいた。
「別に…。なんでもないやい、こんな傷!!」
「まぁーた西門の奴等だねぇ!よーし、今度こそあたしゃが懲らしめてやるよ。」
威勢ようそう言い、クミコとゲンはブラックストリートでも、一番悪い治安の悪い、西門にやってきた。
「やめようよぅクミコ…。いくらなんでも鴉族は無理だよ…」
「なにいっとるんじゃぁ、ゲンちゃん。もうあんの奴等には頭にきたんだよっ」
「ちょっ、クミコ!!」
西門は、昔は立派な赤い門だった。しかし、まぁ、いろいろあって、狐狸が住む、盗人が住む、しまいには死人をそこに捨てていくようになった。
死人を求めたのか知らないけど、そこには残酷非道弱肉強食な鴉族(カラスぞく)の一見がたむろしていた。
鴉族は皆、黒装束にモヒカンの頭をしていた。なんじゃそりゃ。
「オイオイオイ、こんな所にどうしておめぇみてーな、ババアがいるんだぁ??」
威勢のいいクミコと、弱弱しくクミコの後ろにいるゲンに二、三人の鴉族の男が寄ってきた。
「うるさいねっ!いいからおまいたちの大将に会わせなっ」
し…ん…
一瞬の沈黙のあと
ゲラゲラと下品な笑いが起こった。
「オ、オイ聞いたかみんな!!コイツ、親分にあいたいだってよ!!」「正気かよ!」「いかれてるぜ!」
ヒッヒッヒと笑う、クミコの前の男のモヒカンが砕けるのと、銃声が回りに響くのと、クミコが銃を腰に戻すのとが同時に起こった。
笑いが消えた。
「がっ?」
自分の髪の毛が目の前をサラサラ落ちていくのを不思議に見ていた男は、大きく目を見開いた。
「あぁあ?!おっ俺のモヒカンがあぁあ…!?やっ野郎っ…!」
男は今にも血管がはち切れそうな剣幕で、老婆に殴りかかろうとした。
「辞ぁめとけ。」
その時、地の底から響くような声が轟いた。
ぴたっと、
男の拳が老婆の顔、あと1センチのところで止まった。
ずるっど…ずるっど…
暗闇に不気味な音が響く。
「な…なんなんだ…よ、この音…」
鴉族の男たちが何かに怯えるようにそわそわし始めた。
何かを引きずるような足音とともにそれは闇の中からぬっと、姿を現した。
ヒッと、ゲンは短く息を飲んだ。
身の丈は3mほど、真っ黒な身体はよく見ると、血の固まった様なのがべったりと張り付いている。肩には2、3羽のカラスが止まっていた。
クミコは微動だにせず、真っ直ぐ、大男の黒く光る目を見て言った。
「あんたが…大将だね?」
「いかにも。わしがぁ鴉天狗だ。おぉ前さんはぁっ…と」
クミコは腰から拳銃を抜いてピタリと鴉天狗に向けた。
「やつめ、鴉天狗様に銃を向けたぞ…」「無礼者め…」
鴉族の男達からどよめきが起こった。
「ちょっ…やめなよクミコ…!」
今度こそ殺される…!
とゲンは思った。
しかしクミコは銃を降ろさない。
鴉天狗はじっとクミコを見てたかと思うと、その地の底から響く様な声を震わせた。
「がぁっはっはっは!お前はぁ、そうか!その銃、見覚えがあると思ったわぃ!舌切り雀のババァかぁ!生きとったんかいな。」
「舌切り雀だって?!」
鴉族の男の一人が言った。「なっ何なんだよその、舌切り雀ってのは…」
「聞いたことがある…。たしか、昔ブラックストリートで一斉を風靡していた一人の女。その銃弾は石をも打ち砕き、豪速で打ち出すそれは空気を切り裂くときに雀の鳴き声のような音を立てることからその偉名がついた…と…」
マジでか!?
続く
「それじゃぁ、爺さん。行って来るからね。」チ~ン
そして年月を重ねた細い手を合わせ、しばし黙祷…。
仏壇には、線香の香りと、70くらいにみえるご老人の写真が黒ぶちで飾られていた。
彼女は、よっこらしょと立ち上がると、写真を一瞥し、汚れた衣類の入ったカゴを背負うと近くの川へ向かった。
彼女の家は木造。そして、暗黒の街、ブラックストリートの奥の奥にひっそりと立っていた。しかし、不思議なことに、その家の周りだけ木や草が生えていた。
近くの川へ向かう途中、彼女は10代くらいの男の子に呼び止められた。
「クミコ~!!」
「あらまぁ、ゲンちゃん。今日は早いねぇ… どうしたんじゃいその傷はぁ!?」
ゲンはボロボロの茶色いTシャツに、短パンをはいていた。
髪は黒く、短い。小柄な体格だが、顔つきはしっかりしている。
しかし、その黒くて若者の光を湛えた瞳の瞼は、赤く腫れて血がにじんでいた。
「別に…。なんでもないやい、こんな傷!!」
「まぁーた西門の奴等だねぇ!よーし、今度こそあたしゃが懲らしめてやるよ。」
威勢ようそう言い、クミコとゲンはブラックストリートでも、一番悪い治安の悪い、西門にやってきた。
「やめようよぅクミコ…。いくらなんでも鴉族は無理だよ…」
「なにいっとるんじゃぁ、ゲンちゃん。もうあんの奴等には頭にきたんだよっ」
「ちょっ、クミコ!!」
西門は、昔は立派な赤い門だった。しかし、まぁ、いろいろあって、狐狸が住む、盗人が住む、しまいには死人をそこに捨てていくようになった。
死人を求めたのか知らないけど、そこには残酷非道弱肉強食な鴉族(カラスぞく)の一見がたむろしていた。
鴉族は皆、黒装束にモヒカンの頭をしていた。なんじゃそりゃ。
「オイオイオイ、こんな所にどうしておめぇみてーな、ババアがいるんだぁ??」
威勢のいいクミコと、弱弱しくクミコの後ろにいるゲンに二、三人の鴉族の男が寄ってきた。
「うるさいねっ!いいからおまいたちの大将に会わせなっ」
し…ん…
一瞬の沈黙のあと
ゲラゲラと下品な笑いが起こった。
「オ、オイ聞いたかみんな!!コイツ、親分にあいたいだってよ!!」「正気かよ!」「いかれてるぜ!」
ヒッヒッヒと笑う、クミコの前の男のモヒカンが砕けるのと、銃声が回りに響くのと、クミコが銃を腰に戻すのとが同時に起こった。
笑いが消えた。
「がっ?」
自分の髪の毛が目の前をサラサラ落ちていくのを不思議に見ていた男は、大きく目を見開いた。
「あぁあ?!おっ俺のモヒカンがあぁあ…!?やっ野郎っ…!」
男は今にも血管がはち切れそうな剣幕で、老婆に殴りかかろうとした。
「辞ぁめとけ。」
その時、地の底から響くような声が轟いた。
ぴたっと、
男の拳が老婆の顔、あと1センチのところで止まった。
ずるっど…ずるっど…
暗闇に不気味な音が響く。
「な…なんなんだ…よ、この音…」
鴉族の男たちが何かに怯えるようにそわそわし始めた。
何かを引きずるような足音とともにそれは闇の中からぬっと、姿を現した。
ヒッと、ゲンは短く息を飲んだ。
身の丈は3mほど、真っ黒な身体はよく見ると、血の固まった様なのがべったりと張り付いている。肩には2、3羽のカラスが止まっていた。
クミコは微動だにせず、真っ直ぐ、大男の黒く光る目を見て言った。
「あんたが…大将だね?」
「いかにも。わしがぁ鴉天狗だ。おぉ前さんはぁっ…と」
クミコは腰から拳銃を抜いてピタリと鴉天狗に向けた。
「やつめ、鴉天狗様に銃を向けたぞ…」「無礼者め…」
鴉族の男達からどよめきが起こった。
「ちょっ…やめなよクミコ…!」
今度こそ殺される…!
とゲンは思った。
しかしクミコは銃を降ろさない。
鴉天狗はじっとクミコを見てたかと思うと、その地の底から響く様な声を震わせた。
「がぁっはっはっは!お前はぁ、そうか!その銃、見覚えがあると思ったわぃ!舌切り雀のババァかぁ!生きとったんかいな。」
「舌切り雀だって?!」
鴉族の男の一人が言った。「なっ何なんだよその、舌切り雀ってのは…」
「聞いたことがある…。たしか、昔ブラックストリートで一斉を風靡していた一人の女。その銃弾は石をも打ち砕き、豪速で打ち出すそれは空気を切り裂くときに雀の鳴き声のような音を立てることからその偉名がついた…と…」
マジでか!?
続く
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